看護部の活動
看護学生の臨地実習

当院では、人間環境大学松山看護学部の基礎看護Ⅰ・Ⅱと、高齢者看護の臨地実習を受け入れています。
実習時には、入院患者さまにもご協力いただいて、看護師とともにケアをさせていただくこともあり、学生たちにとって貴重な学びの場となっています。
基礎看護実習Ⅰでは、大学に入学して間もない学生が対象ですので、主に看護師が患者さまと関わる姿を見学し、看護職者の役割と機能を学びます。2年生の基礎看護実習Ⅱでは、実際に患者さまと関わり、専門的な援助関係を形成する能力と、これからの各領域実習に向けた看護実践への基礎的能力を身につけます。3年生で行う高齢者看護実習では、より専門的になり、高齢者のニーズや生活に必要な看護支援をアセスメントし、当院の看護師とともに実際にケアを行っています。
学生にとっては、大学の講義だけでは得られない貴重な体験であり、私たち看護師にとっても、自分たちの知識や技術の再確認の機会となっています。
ふれあい看護体験


日本看護協会主催で毎年5月に開催される「ふれあい看護体験」ですが、コロナ禍以降は時期をずらして行う施設も多くなり、当院でも現在は7月に実施しています。
ふれあい看護体験は、地域の皆さまと病院関係者が交流し、医療や看護の在り方について共に考える機会を持つこと、患者さまとのふれあいを通じて、お世話することや、看護・介護することの理解と関心を深めていただくことを目的に行っています。
病棟では、実際にベッドメーキングや血圧測定、患者さまの洗髪や、足浴・手浴などを看護師と一緒に介助する体験をしていただきます。参加者の中には、将来の進路に看護師を考えている方やご家族の介護の参考にという方もいらっしゃいますので、ご希望によっては、進路相談やご希望の看護体験を取り入れることもあります。
今後も、ふれあい看護体験の催しへの参加を継続し、参加者の皆さんが楽しく体験できる場を作っていきたいと思います。
職場体験学習

中学生が、実際に様々な職場に出かけ、働く現場を体験することで、働くことの厳しさや楽しさを実感したり、社会のルールやマナーを学んだりする場の提供を行っています。
参加される方は、医療関係の仕事に興味を持っている方が多く、実際に職員へのインタビューを行い、仕事の内容やその仕事に就くために今何をすべきかを積極的に質問する生徒さんもおり、中学生のうちからしっかり自分の将来を考えている姿は、非常に頼もしく感じます。
また、患者さまにご協力いただいて、看護体験も行っております。中には「看護師になりたいという思いが強くなった」とおしゃっていただく生徒さんもおり、将来一緒に働くこともあるかと楽しみにしています。
その他

- 健康相談会
- 世界糖尿病デーの記念イベントである健康相談会(市立大洲病院主催)に毎年参加しています。

